ここ数年、美容クリニックやエステサロンで大人気のたるみ治療「HIFU」ハイフ。
たるみケアや小顔ケアなどで一度は受けられた事がある方も増えていると思います。
この「HIFU」ですが、今では機械の種類が多数あり、どれを選べばいいか迷ってしまうほどです。
同じHIFUでも、熱を加える深さや、熱量、機械の精密度などで、効果の出し方や、ダウンタイムの有無、治療の金額なども大きく変わって来ます。
また、皮膚のどの深さにどの程度の熱量を加えるのかで、適切なショット数なども変わってくると思います。
安全に高い効果を出していく為には、ハイフをどのように受けて行けばいいのかを調べてみました。

効率良くリフトアップを狙うには?
HIFUでリフトアップする理由は、熱を加えることで起こるタンパク変性と、熱損傷を回復させる経過で生じる引き上げ作用です。
これらは誰にでも必ず現れる体の反応なので、施術に問題がなければ効果は誰にでも必ず現れます。
但し、「リフトアップ」の作用が認められるのは、皮膚の「SMAS層」に熱を加えた時なので、ハイフの中でも「4.5㎜」などの比較的深い部分に熱を加えた時に起きます。
とにかくたるみをリフトアップさせたい目的でHIFUを希望される場合は、4.5㎜のSMAS層に熱を加えるのがマストです。

それよりも浅い層のHIFUは、たるみを引き締めたり、皮膚にハリを出したりすることはもちろん可能ですが、たるみをグッとリフトアップさせるには、やはりSMAS層へのアプローチが不可欠となります。※皮膚の厚みには個人差があります。
効果をより持続させるためには?
HIFUはレーザー治療や高周波治療とはレベルが違う、「長期継続型リフトアップ効果」が期待できます。
長期に渡り効果が持続する理由は、HIFUのたるみ引き上げ効果が、皮膚の下の筋肉に近い「SMAS層」から作用しているものだからです。
一般的なたるみ治療は、皮膚の表面から中間層に対する作用がメインになります。
しかし皮膚は基本的に柔らかく、伸縮するため、いくら強く引っ張っても一時的には張りますが、また伸びてすぐに元に戻ってしまいます。
それに対し「SMAS層」は線維が強いので、引っ張っても伸びない筋膜です。
その為、引き上げた状態を長く保つことができます。
ウルセラはこの「SMAS層」にかなりしっかり熱が加わりますので、より効果も高く、持続力があるということになります。
また、深い層を狙ったHIFUと浅い層を狙ったHIFUを定期的に行うことも効果を持続させるにはポイントです。
この場合は、常にいい状態を保てるので、急にたるみが気になってきたりすることも無くなると思います。
むしろ、右肩上がりにアンチエイジングされていくので、年齢を重ねてもより若々しい印象を保てるでしょう。
HIFUの機械が多数あるので、どれにしようか迷われる方も多いと思います。
次回の記事でも、もう少しHIFU治療を受けるにあたっての気になるポイントをご説明していこうと思います。ご参考にしてみて下さい。