年齢とともに気になってくるたるみ。
勿論、顔だけでなく、体にもたるみは生じます。
体のたるみはボディラインを崩し、服を着た時の印象までも変えてしまいます。
胸やお尻、お腹など比較的ボリュームがある部分は特にたるみが気になる部位ですし、さらに首や腕など比較的見える部分がたるむと一気に老けた印象を与えます。

顔だけでなく、体のたるみもぜひとも阻止したいですね。
そんな体がたるむ原因とは、
①「筋肉量の低下によるたるみ」
②「皮膚の老化によるたるみ」
③「脂肪が原因によるたるみ」
この3つに分けられます。
①筋肉量の低下によるたるみ

筋肉には、脂肪の重みを支えたり、皮膚の組織に張りを持たせてくれていたり、多大な役割があります。
その筋肉の量が加齢により減ってきたり、過度なダイエットでやせ細ったりすると、支える力も衰え、全体的に「たるみ」がおきます。
健康維持に加え、アンチエイジングにもやはり筋肉の存在は非常に大切です。
②皮膚の老化によるたるみ

加齢や間違った日々のボディケアなどで、皮膚の組織に異常がおき、ハリが無くなるとたるみが生じます。
筋肉や脂肪は皮下から体を支えてくれているのに対し、皮膚は表面を覆い、見た目をカバーしています。
そんな皮膚は多少伸縮性はありますが、一度伸びると、自然に縮まることはありません。
その為、脂肪や筋肉のボリュームで皮膚もピンと張っていたものが、過度なダイエットや加齢でそれらが痩せてくると、皮膚は伸び切ったまま残り、見栄えの悪い「たるみ」となります。
③脂肪が原因によるたるみ

暴飲暴食や、運動不足、代謝低下などで、急激またはすこしずつ太り、脂肪の量が増えると、そのボリュームと重みに耐えられず、下垂し、「たるみ」が生じます。
その脂肪のボリュームを支えられる筋肉と強い皮膚を持ち合わせる必要があります。
胸のたるみの原因
女性は特に胸のたるみ(下垂)が気になりますよね。
加齢により胸の筋肉やコラーゲンが減少すると、乳腺を支えているクーパー靭帯が伸びたり、断裂したりして下垂が生じてしまいます。
また、猫背などの姿勢で大胸筋が衰えてくると、重みのある胸の組織を支えられず、すこしずつ下垂してきます。さらに、女性ホルモンの働きで、妊娠や授乳時、胸は一時的にボリュームアップします。
しかし、授乳の役目を果たすと、急激にしぼむ為、皮膚が伸び、ハリを失い、下垂したままの胸になってしまうこともあります。
お尻のたるみの原因
お尻は、もともと筋肉量がとても多い部分です。
筋肉が発達し、ある程度ハリとボリュームがあるうちはたるみ生じづらいと思いますが、加齢や運動不足で筋肉量が減ると、支える力が弱まり、脂肪や皮膚の組織が下垂してきます。
ボリュームがある部分ゆえに、たるむと目立ちやすいです。お尻のボリュームが無く、太ももにつながって、メリハリのない「扁平尻」も、筋肉のたるみや筋肉量低下によるボリューム不足が原因です。